2010年1月の記事一覧

2010年1月29日(金)

移動時間と読書量の相関関係。

20100128年が明けてからこっち、快調な読書ペースを維持している。大半は書評業で必要を迫られた作品ばかりだが、それでも“積ん読”解消にも十分な時間をあてられている。やはり仕事上の強制読書だが、まだ本になる前のゲラ数本を含めたら、今月は相当な量を読めた。


読書量の低下は、昨年の大きな反省点のひとつであった。というより三軒茶屋に居を移してからは、日常の移動時間が軽減されたメリットと引き換えに、以前のペースで読書時間を確保することが困難になっている。横浜在住時代はどこへいくにも小1時間の移動時間を必要としたから、文芸書だろうが雑誌だろうがゲラだろうが、ハイペースで消化することができたのだが。移動が減った分は、どうしても読書ではなく作業時間に還元されてしまう。一長一短とはこのことだ。


思えば去年は、車の利用率も高かった。車検のタイミングで不調箇所をすべて改修したものだから、そのもとを取るかのように乗りまくった(使えば使うほどコストがかかる乗り物なのに、妙な思考だが…)。高い駐車場代を毎月機械的に支払い続けているのだから活用するに越したことはないが、マイカー乗車率の向上と読書量の低下幅が見事に一致しているのはひとつの発見。これは仕事柄、意外と大事な今年の課題だ。

2010年1月16日(土)

林立する青島ビール。

20100115歌舞伎町の某上海料理店で催された新年会。気の置けない仲間との宴はひたすらに楽しく、なんだか今年も笑って過ごせそうだなと安心する。


中華系のお店では、青島ビールが欠かせない。じつは、ビールの中で一番愛しているのがこの銘柄だ。ちょっと前までは、三宿交差点そばのコンビニ「新鮮組」に常備されていたのだが、同社がローソンに買収されると、青島ビールは新鮮組の看板ごとキレイさっぱり消え去ってしまった。これは悲しい出来事だった。


一方で、アサヒビールが青島ビールとの提携強化に乗り出したのは記憶に新しい。アジア戦略上の要石を得た形だが、なんとか日本国内における青島ビール流通強化を……という発想に結びつかないものか。同好の士を探してみようと、試しにmixiの「青島ビール」コミュニティにアクセスしてみた。この広いmixiネットワークの中で、参加者はたったの46名…。


そもそも愛飲者が国内にいないのであれば、やむを得ない。これまで同様、地道に布教活動を続けるほかない。とりあえずまずは、47つめの席をいただくことにした。

2010年1月11日(月)

鶴岡八幡宮。

201001113珍しく、初詣らしい初詣をした。鎌倉、鶴岡八幡宮にて。おみくじを引くのは今年2度目であったが、正月に引き続き「末吉」だった。2回言われりゃ、そんなものなのかなと思わざるを得ない。


神奈川県出身なので、鎌倉は何かと思い出深いスポットだ。大学時代はバイト終わりに仲間と深夜のドライブにやってくることもしばしばだった。昼間人口のわりに駐車スペースが不足気味な街なので、日中こうして遊びに来る機会は意外と少ないのだが、やっぱり独特のムードが気持ちいい。


鎌倉といえば、鎌倉時代をモチーフとした『黄蝶舞う』を上梓したばかりの浅倉卓弥氏(『四日間の奇蹟』がつとに有名)に、瑞泉寺と覚園寺を勧められたばかり。いずれも道中の鬱蒼とした雰囲気がいかにも鎌倉らしく、絶好の散歩スポットなのだとか。この日はお参りだけしてさっさと新年会に流れてしまったが、もう少し暖かくなったらあらためて散策したいもの。


ところで、鎌倉市は30代市長が誕生したばかり。世界遺産の登録推進、ぜひ頑張ってほしいが。

2010年1月7日(木)

長谷川穂積が2年連続、4度目のMVPに。

20100107日本ボクシングコミッション(JBC)による2009年の年間表彰の全容が明らかになった。内藤人気を含めた一連の亀田狂騒曲の背後で、玄人好みの本格派スタイルで快調に防衛ロードを歩んできたWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積も、ようやく一般に知られ始めている。今年は3度の防衛戦をこなし、いずれも早いラウンドでのKO勝利。通算防衛回数は「10」に伸び、もはや昨年に続くMVP授与に異論の余地は微塵もない。


リミット53.52kg。バンタム級というのは日本人にとって思い入れの強い階級と言える。かつてファイティング原田や辰吉丈一郎といった国民的スターが闘った階級であるし、あの「矢吹ジョー」だってバンタム級のボクサーだ(ちなみに幕之内一歩は2つ上のフェザー級)。世界的には軽量級に属するが、だからこそ小柄な日本人が世界の第一線で本領を発揮しやすく、過去に数多の名勝負を創りだしてきた。


かくいう僕も、じつはバンタム級でプロボクサー・ライセンスを取得した過去がある。もう12年も前のことだ。当時、まだまだ筋量が足りなかった身体は、師匠であるK会長をして、「お前はスーパー・フライ級(※バンタム級のひとつ下)のほうがベストじゃないか?」と何度も指摘されたものだが、一丁前にバンタム級へのこだわりを押し通してJBCに受験票を提出したのを、まるで昨日のことのように覚えている。


自営業の利点で、今も昔とそう変わらない頻度でジム通いを続けている(練習量、内容はだいぶ違うが)。その甲斐あってか、大酒飲みのわりに腹が突き出ることはないが、それでも53.52kgははるか遠い。現在の平常時の体重は約65kg。ここからバンタム級リミットを目指すのは、長谷川穂積の減量幅とほぼ同じである。……ちょっと、やってみようか。もしかすると、苦しい減量の果てには、稀代のスーパースターと同じ世界が垣間見えるかもしれない。

……いやいや。日々の業務や社交に影響が及ぶこと請け合い。せめて、年内に1度だけ50kg代に落としてみる、というくらいにしておこう。それだって、なかなか大層な目標なのだが。


写真は新年早々、ナックル部分が激しく破れてしまったマイ・グローブ。さっそく新調して、ウエイト50kg代を目指して気合を入れ直そう。

2010年1月5日(火)

直木賞&芥川賞候補決定。

20100104正月を惜しむ間もなく、年初のお楽しみのひとつにしているのが、直木賞と芥川賞の候補作発表だ。


純文学は専門外なのだが、今回の芥川賞選考はちょっと面白い。個人的にデビュー時から注目している羽田圭介が、一昨年以来2度目のノミネートを果たしたからだ。報道を見るかぎり、話題は兄弟で合作する珍しいスタイルの作家、大森兄弟(…というペンネームです)でもちきりだが、メタ要素とミステリー要素を兼ね備えた怪作『黒冷水』を17歳で書き上げてデビューした羽田圭介も、今年ではや25歳になる。僕にとっては常に予測と異なる方向へ筆を走らせてくれる作家で(二作目『不思議の国のペニス』などはその最たるもの)、きっかけひとつでブレイクの可能性十分だと思うがどうか。


直木賞の候補者はほぼ面識のある方々で占められた。ノリにノッている辻村深月、道尾秀介の両気鋭に期待したいが、順当なら佐々木嬢なのか? わからない。毎回、直木賞の選考は芥川賞以上に予想がつかない。数年前、選考委員を務める某先生に話を伺った際、「直木賞は作品ではなく人に与えるもの」と明言された。つまりノミネート作品の質や内容云々で考えることは、楽しいけれど意味がない。そうなると…、脂の乗りきった池井戸潤の受賞が濃厚? うーん、やっぱりわからない。


数年前、10人の小説家に小説家になった経緯を聞いて一冊にまとめて以来、このジャンルの文章家の栄枯盛衰をウォッチすることがライフワークになった。14日の選考を楽しみに待ちたい。

2010年1月3日(日)

謹賀新年。

20100101元日は未曾有の二日酔い状態で迎えるはめになった。大晦日の晩、ビールや焼酎や泡盛を何杯かやったが、いつもと比べて飲みすぎた感もなく、なぜこれほど獰猛な二日酔いに襲われているのか、疑義満載のままひたすら唸される。


ちょっと調べてみたところ、二日酔いの原因というのは現代医学をもってしてもいまだ解明されていないらしい。が、とにかく体内のアルコールを抜くことが一番の良策だという。吐いてしまえば楽になるから、と酔漢をいたわるお決まりのフレーズは間違いではない。


ところが、もともと悪酔いするたちではなく、吐くことに慣れていないものだから、のどに指を突っ込んで……という行為になんだか抵抗感がある。というか、恣意的に嘔吐できる気がしないのだ。ただただ、時折むっくり起き上がって水分を補給し、排尿し、再び布団で突っ伏すことを昼まで繰り返していた。そうこうしているうちに、この謎の二日酔いは神様からの警鐘かな、と思うようになった。昨年は年間350日くらい飲酒してしまったから、「オイ。飲み過ぎだぞ」と。今年の課題にしよう。


ともあれ、頭痛が去るのをじっくり待っていられるのは、やっぱり正月のいいところだな、と思う。


さて、写真は横浜である。転勤族一家に生まれたために、出身地を厳密に特定することが難しいのだが、まぁ八割方の幼少期を過ごした横浜の山間の出、ということにしている。今年は珍しく、故郷・横浜で年を越した。もっとも、写真のような瀟洒なみなとみらいの街をもって「故郷」などと言っては怒られそうだ。横浜市青葉区の片隅にある我が実家近辺は、11歳の頃、野生のイノシシが出没したこともあるド田舎である。…ただし、さすがにこの時は新聞沙汰になった。三軒茶屋から電車でほんの20分ほどの街での出来事だから、それも当然かもしれない。