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三軒茶屋に根を張るようになってから、早いもので6年目に突入する。


大学卒業後、2年の会社員生活を経て独立。年を跨げば物書き稼業は12年目だから、キャリアの半分を三軒茶屋で費やしたことになる。


以前、某新聞社の仕事で三軒茶屋の地誌を洗ったことがある。その名の通り、江戸時代に3軒の茶屋が建ち並んでいたことが地名の由来だ。今で言う、国道246号線から世田谷通りに分岐する三叉路付近がその中心である。


かつては大山参詣を目指す旅人にとっての重要拠点であり、現代は渋谷、下北沢、そして神奈川方面を結ぶ中心地点。今も昔も多くの人が行き交うことで、自ずと今日のにぎやかな街並みが形成されたわけだ。


いわば交差点が育んだ三軒茶屋の文化。それはそのまま界隈に住まう人々にも当てはまるように思う。

僕自身、2004年に住居をこの地に移して以来、本当に数多くの人々と出会い、様々な出来事に直面してきた。そのどれもが、フリーライターとして肥やしとすべき貴重な糧である。


ぼちぼち、独立から干支も一周りすることだし、2010年は何か新しいことを始めたい――。

そう考えていた矢先にお声かけいただいた、この「BRASH」の舞台を運んでくれたのも、三軒茶屋で出会ったMさん、そして三軒茶屋に暮らすUさんのご両名なのだ。


これから先も、きっとここに書き留めておきたくなる様々な出会いがあるのだろうと、僕は期待している。


(※写真は三茶のシンボル・キャロットタワー展望室からの風景)