那須の二期倶楽部で行いました「野に遊ぶ」の茶会が無事に終了しました。

BARラジオという空間を茶席にするのはホントに難しいコトでした。


今回、掛けた軸は「僧あり酒ありおとめありわたしゃこのまま息絶えて」。大徳寺の大亀老子と田山方南の合筆で酒に酔って書いたモノを選びました。花は「袖隠し椿」。乙女が袖に隠すかのようにこの花を取り合わせまして、花入は玄々斎好のダチョウの卵にしました。


バーと云えばカクテル、カクテルには卵を使ったモノがいくつかありまして、バーには卵が置いてあるそうです。そして、ラジオの尾崎さんはオムレツ作りの名人でありました。ですから、卵は欠かせなかったのです。



niki02



バーのカウンターにある隙間が偶然にも利休の長板の寸法であり、板風炉が収まりました。客がのぞき込む姿は、まさにバーにいるようです。こちらも、だんだん、その気になってきました。客は一日100名様でして、すべての方にお茶を点てました。

中には中々帰らない客もいまして、「もう一服頂戴」なんて甘い声を出されまして、ますます、その気になったのであります。



niki04



そして、二期倶楽部の食事はホントに多味多美多彩でして、野遊び弁当は開けると歓声があがるほどです。こっそり赤ワインと子猪肉を持ってきて頂きましたが、茶会中ということで赤ワインは香りだけで我慢しましが、香りだけでも十分です。おかげで一服のもてなしがいつも以上に心が入りました。


つづきます。