MEDIA SHOP レクチャーシリーズ : 〈民藝〉のレッスン
VOL. 2 無銘を纏う
高橋理子 × 鞍田崇
[ 日 時 ] 2012年5月10日(木) 19:00-21:00
[ 場 所 ] MEDIA SHOP (京都・河原町三条)
[ 料 金 ] 1,000円 *定員60名・要予約
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レクチャーシリーズ「〈民藝〉のレッスン」の初回、「『名まえのない道』をたどる対話」では、いまあらためて見直されている手仕事が志向しているものを、塗師の赤木明登さんといっしょに考えました。
手仕事、とりわけ赤木さんが手がけてらっしゃる漆器の何がいま求められているのか、何よりも赤木さん自身がそのどこに惹かれているのか。手仕事への注目というモードを「民藝」という言葉で呼んでいいのか。そもそもそれは言葉で表現し、名づけるべきことなのか――。ふたりの議論は、いつしか「物を越えた物」、「そこに何かが“在る”という感覚」の探究といった哲学的な展開を見せつつも、赤木さんのユーモアあふれる語り口に助けられ、終始和やかにはこばれました。
大きな問いかけへの結論は、もしかしたら二人の間で、はじめから出ていたことなのかもしれません。そしてまた、その結論は――決してネガティヴでも悲観的でもなく――最後までお互いに交わらないものだったのかもしれません。
特に、言葉をめぐって。赤木さんは、近年の手仕事への再評価の動向について、しいて名づけることをよしとせず、ボクは言葉で切り込みたい思いを捨てきれず、平行線。それでも、互いに語り合うなかで、交わらないかのような「何か」がポジティブに昇華されていった気がします。平易な語り口で、この時代の物づくりと暮らしの可能性を語ろうとする言葉たち、それらの言葉を共有する時間、それがいまのボクたちに必要であるとあらためて感じたひと時でした。
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そんな思いを抱きつつ、vol.2 では、少しギアチェンジ。いかにも民藝の話にふさわしい器ではなく、こんどはファッションがテーマです。
ゲストはアーティストの高橋理子さん。シンプルな円や直線をモチーフとして、現代ならではの図柄を提案されながら、着物や、いわゆる和小物を扱い、伝統的な素材や技術、それらのスキルに長けた職人たちとのコラボレートを推進していることで知られます。
何よりも印象的なのはポートレートかもしれません。高橋理子という存在、その作品や活動のアイコンと化している、といってもいいでしょう。それは、纏われている自身の作品イメージとあいまって、一見、機械仕掛けの人形のように、どこか無表情でありながら、しかも、不思議な魅力を感じさせます。
今回は、そんな高橋さんといっしょに、文字通り身近に接し、ときに時代の価値観をもっとも端的に表すファッションという視点から、いまの物づくりと暮らしを取り巻く環境と課題を再確認するとともに、その可能性を考えていきます。ひとりでも多くの方にご参加いただけたら、うれしいです。
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[ profil ]
高橋理子 TAKAHASHI Hiroko
1977年生まれ。アーティスト。東京藝術大学大学院博士課程修了。博士号(美術)取得。2006年、株式会社ヒロコレッジを設立。
円と直線のみで表現される図柄を特徴とし、身近に存在する固定観念を覆し、思いを巡らせるきっかけを生み出すことをコンセプトに活動。着物に新たな視点で向き合うためのポートレート作品や、様々な産地や職人と共にもの作りを行うプロジェクト「HIROCOLEDGE」など、ジャンルの垣根を越えた幅広い表現活動を行っている。
現在、Web Magazine OPENERS で「THE BEGINNING OF A NEW TRADITION : いまここから始まる伝統」と題して連載中。また、 『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』にも、「無銘を纏う」というテーマで寄稿している。
[news]
高橋理子シークレットBAR : 05.11. (fri) デザイナー柳原照弘さんのアトリエ(京都・北山)にて。
【予告】
vol.3 「交感のメソッド」 坂本公成 (振付家) 6月7日(木)
vol.4 「personal products」 猿山修 (デザイナー) 7月5日(木)
vol.5 「住まいを紡ぐ」 大西麻貴 (建築家) 8月9日(木)
vol.6 「野菜のフォークロア」 江頭宏昌 (農学者) 9月6日(木)
[お問い合わせ・お申し込み先]
MEDIA SHOP tel: 075-255-0783 mail: mediashop@media-shop.co.jp





















