名機ふたたび

僕は以前、AKAIのMPC2000という音楽機材を持っていました
簡単にいうと音楽を製作するための楽器みたいなものです
まぁ楽器といってもコレ単体では音はでなくて
サンプリングした音をボタンで鳴らしたり
外部音源のシーケンサーとして使用するMIDI機材とよばれる類のモノ
購入した当時、僕はシンセサイザーやドラムマシンのようなものしか知らなくて
こういうプロが使ってもおかしくないようなMIDI機材にはあまり縁がありませんでした
そんな中、音楽雑誌を色々読んでいると
いたるところに「MPC」という文字が載っている
ふむふむ。どうやらこのMPCというのがモノ凄い良いらしいぞぉ~
とミーハー丸出し状態の僕はよくも知らないくせにコレに惚れこみ
この名機と謳われているMPCを買おうと決意するにいたった
ドキドキしながら楽器屋にいくと
やはり名機
店頭にどどーーーんとそれは置いてあった
むむむむ!!!いきなりのお目見えだな。。。
どりどり、おいくらでしょ???
がっちょーーーーーっん!!!
値段をみて背中が地面につくかというくらいのけぞった
予想の金額をはるかに上回っていたのである
ううう。。。
どうしよ、若干足りない。。。
帰りにCDやら服やらも買って
「わっはっは!両手がふさがって、切符が買えないぜ!!!」状態をイメージし
若干多めにお金を持ってきたにも関わらず
それでも足りないなんてアンタそりゃないでしょ。。。
と一気に「これじゃぁ切符も買えない」状態に転落した僕は
しばらくの間、店頭で眉間にシワを寄せもの凄い形相で名機と対峙していた
そうこうしているとお店の奥から店員さんがやってきて
今にも泣き出しそうな顔している僕に声をかけてきた
僕はかくかくしかじか
つまるとこ、お金が足りないのですぅぅぅぅ
とまぁ半べそをかきながら訴えかけたところ
「出したばかりだけど、店頭在庫だったらその金額でいいですよ」と半ば慰めるようにその店員さんは言った
おお神よ!!!ありがとうございます!!!
僕はその場で 店員さんに何度も手を合わせてお礼をいい
切符代をどうにか残し店を後にして、家に一目散で帰った
その後、全く使い方がわからず名機から迷機になりかけ本当に泣きそうになったけど
どうにかこうに使えるようになって当時やっていたテクノバンドで活躍してもらった
とまぁこんな思い出のあるMPCですが
「以前持っていた」ということは既にこの機材は手放しているのです
すごく思い入れのある機材だったので、またいつか欲しいなと思っていたところ
とあるレコードショップのホームページにMPCの文字が
あれ、なんでしょ???
ずいぶん安いなこのMPC。。。
と思ってページをひらくと
それはMPCのプリントを施したsynchというブランドのレコードバック
昔を思い出し、ミーハー丸出し状態で即決購入させていただきました
カバン全体にMPCのリアルなプリントがされているこのバックに
いつかまたMPCを買って入れることを夢見ながら
とりあえずノートPCでも入れよかしらと算段しています
